副会長にダウンヒルスケートボードで注目の女子 尾利出あゆみを選任

~ 横浜スケートボード協会(YSA)、4月から新体制をスタート ~

 

2019年4月、非営利活動法人横浜スケートボード協会(YSA)の副会長のひとりとして、ダウンヒルスケートボードで日本から唯一国際競技に参戦する女子スケーター、尾利出(おりで)あゆみが選任されました。

 


 

2020東京オリンピックを目前に注目を集めるスケートボード。

今回正式競技となった「ストリート」「パーク」の2種目以外にも、世界では様々なスタイルのスケートボード競技が行われ、日本でも各地の大会や練習会にそれぞれの愛好家たちが集まっています。

その中の1つ、「ダウンヒルスケートボード」。

 

 

NPO法人横浜スケートボード協会(YSA)では、今年4月の役員改選により、副会長のひとりに尾利出あゆみ(LOADED BOARDS所属)を選任しました。

 

尾利出は、女子では日本から唯一国際競技に参戦するダウンヒルスケートボード選手。
昨年参加したフィリピンでのレースでは、女子5位に入賞しました。

 

 

ダウンヒルスケートボードとは、4人もしくは6人が1ヒートとなり、レース用に借り切った峠道をスケートボードに乗って猛スピードで下りタイムを競う競技です。

平均時速は60km〜70km。
難易度の高いレースだとトップスピードが90km超えのコースも。

 

 

世界的にはInternational Downhill Federation(IDF)という団体の傘下でオーストラリア、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカと5大陸に渡り年間15〜20ほどのレースが毎年開催されており、68カ国1707名が選手登録をしています(2019年4月現在)。

 

 

今年7月にバルセロナ(スペイン)で開催されるローラースポーツの世界的祭典「World Roller Games 2019」に、ダウンヒルスケートが競技として組み込まれました。

この大会は国際オリンピック委員会(IOC)の下部組織World Skate(旧国際ローラースポーツ連盟)主催の大会ということで、ダウンヒルスケートボードの注目度も高まっています。

 

 

ダウンヒルスケートボードで使用するギアは、オリンピック競技のものとは違い、高スピードでの操作性に優れたデッキやトラック、加速性に優れた径の大きなウィール、そして競技ではダウンヒルスケートボード用に改良されたレザースーツやフルフェイスヘルメットを使用するなど、通常のスケートボードと比べると見た目もかなり大掛かり。

 

 

 

自然豊かな山の中の峠道を皮つなぎフルフェイスで駆け下る姿は、エコなバイクレースといったところでしょうか。

 

 

 

日本での競技人口はまだ少なく定期的な大会はありませんが、5月12日(日)13時から湘南国際村(神奈川県逗子市)でダウンヒルスケートボード練習会が行われ、尾利出も参加します。

この練習会には、海外からのインターネットTVの取材も予定されているとのこと、今後ますます注目のダウンヒルスケートボードです。

YSAは様々なスタイルのスケートボードの普及に貢献してゆきます。